はじめに
「AIが選んだ銘柄って、実際どんな会社なんだろう?」——この記事は、そんな疑問を持つ米国株の初心者に向けて書いています。今回取り上げるのは、私が自作した自動売買システムが2026年8月5日に新しく買った BLMN(ブルーミンブランズ)。アウトバックステーキハウスなどを運営する外食チェーンです。結論から言うと「株価は大きく下がって割安に見えるけれど、業績の回復はまだ確認できていない」銘柄でした。
まず最初に、いちばん大切なことをお伝えします。この銘柄は、私がAI(Claude)と作った自動売買システムがmoomooのペーパー口座(シミュレーション)で選んだものです。実際の資金による売買ではなく、売買推奨でもありません。
なぜAIシステムはBLMNを選んだのか
私のシステムは「21EMA(21日指数平滑移動平均線=直近の平均的な株価の水準)を使ったスイングトレード」で銘柄を売買しています。株価が上向きのトレンドに乗ったと判断した銘柄を機械的に買い、トレンドが崩れたら損切りする、というシンプルな仕組みです。損切りの考え方は損切りルールの決め方の記事でくわしく書いています。
正直にお伝えすると、このシステムの通算成績は決して良くありません。2026年8月5日時点で確定したトレードは9回、そのすべてが負け(勝率0%)、累計の損益は約-1,214ドルです。実はBLMNを買ったのと同じ日に、前回紹介したブルカー(BRKR)を-19.70%で損切りしたばかりでした。これはこのシステムで最大の損失です。
その損切りで戻ってきた資金で新しく買ったのが、今日のBLMNです。しかもBLMNは、まさに本日(2026年8月5日)に四半期決算を発表する予定でした。決算直前という値動きの荒れやすい場面での購入で、私自身は「リスクの高いタイミングだな」と感じています。だからこそ、システムがなぜこの銘柄を拾ったのかを自分の目で確かめておきたいと思いました。

ブルーミンブランズ(BLMN)とはどんな会社か
ブルーミンブランズは、米国フロリダ州タンパに本社を置く外食チェーンの持株会社(いくつものお店ブランドをまとめて経営する会社)です。日本ではなじみが薄いかもしれませんが、運営しているブランドを見ると「あのお店か」と気づく方もいるはずです。
- アウトバックステーキハウス(主力のステーキ店)
- カラバズ・イタリアン・グリル(イタリアン)
- ボーンフィッシュ・グリル(シーフード)
- フレミングス(高級ステーキ&ワインバー)
これら4つのブランドで、米国46州・グアム・海外12カ国に1,450店舗以上を展開しています。日本にもかつてアウトバックが進出していたので、名前を覚えている方もいるかもしれませんね。
2026年第1四半期(3月29日締め)の決算では、調整後EPS(1株あたり利益)が0.67ドルと市場予想の0.57ドルを上回りました。売上高は前年同期比1%増の約10億6,000万ドル。主力のアウトバックは既存店売上が-0.3%とやや軟調でしたが、ボーンフィッシュ・グリルが+6.1%と健闘しています。会社の規模自体はしっかりしている、という印象です。
BLMNの強気材料と弱気材料
投資を検討するときは、良い面と悪い面の両方を並べて見ておくことが大切です。私が調べた範囲では、次のように整理できました。

強気材料としてまず挙がるのは、株価がすでに大きく下がっていること(直近1年で約-25%)です。下がりきった株には、悪材料が出尽くして反発する余地が残っている場合があります。また、株価が下がったぶん、年間配当0.45ドルに対する配当利回りが高めの水準になっている点も、配当を重視する投資家には魅力に映るかもしれません。
一方の弱気材料は、なかなか根が深いです。人件費や食材費の上昇で利益率が圧迫され、来客数も伸び悩んでいます。今後3年の売上成長率は年1%程度と予想されており、外食業界全体の成長期待(約10%)に大きく見劣りします。本日発表予定の2026年第2四半期についても、市場は前年より減益になると見込んでいます。つまり「割安だけれど、割安なのにはちゃんと理由がある」という典型的な状態なのです。
ひざきの所感「自分の本資産でも買うか?」
ここからは私の正直な本音です。結論を言うと、私は自分の本資産(実際のお金)ではBLMNを買いません。理由はシンプルで、業績が下向きの企業を「割安だから」という理由だけで買うのは、私にとってはギャンブルに近いからです。株価が下げ止まって、決算で回復のサインがはっきり出てから判断しても遅くない、と考えています。
とはいえ、システムが感情を挟まずトレンドを拾って買うこと自体は否定しません。人間だと「もっと下がったら怖い」「配当が高いから持ちたい」と気持ちが揺れますが、機械は決めたルールで淡々と売買します。その検証こそがこのシリーズの目的です。9連敗中のシステムが、この配当利回りの高い外食株でどう動くのか。また損切りになるのか、それとも記念すべき初勝利をつかむのか。次回の実績公開で、良い結果も悪い結果も正直に記録します。
下は参考として、BLMNの株価チャートです(TradingView)。実際にどんな下落トレンドをたどってきたのか、ご自身の目でも確かめてみてください。
よくある質問
Q. BLMNはどこの国の会社ですか?
A. 米国(フロリダ州タンパ)に本社を置く外食チェーンの持株会社です。アウトバックステーキハウスやボーンフィッシュ・グリルなどを運営しています。
Q. BLMNの配当利回りは高いのですか?
A. 年間配当は1株あたり0.45ドルで、株価が大きく下がっているぶん利回りは高めの水準になっています。ただし配当は業績次第で減らされる(減配)可能性もあるため、利回りの高さだけで判断するのは危険です。
Q. AIが選んだ銘柄は買っても大丈夫ですか?
A. このシリーズはシミュレーション(ペーパー口座)の検証記録であり、売買推奨ではありません。システムは現在9連敗中で成績は良くありません。投資はご自身の判断で行ってください。
まとめ
今回は、AI自動売買システムが選んだ BLMN(ブルーミンブランズ)を調べました。アウトバックステーキハウスなどを運営する外食大手で、株価は大きく下落して割安に見えるものの、業績の回復はまだ確認できていない——というのが調べた結論です。
割安株には「安いなりの理由」があることが多く、初心者ほど「下がったから買い」という発想には注意が必要です。私自身は本資産では見送りますが、システムがこの銘柄でどう動くかは次回の実績公開で追いかけていきます。AI自動売買の全体像はAI自動売買まとめにまとめているので、あわせてどうぞ。
シリーズ「AIが選んだ銘柄を調べてみた」
前回: ブルカー(BRKR)とは?AIが選んだ科学機器株を調べてみた
まとめハブ: AI自動売買まとめ|しくみ・実績・銘柄を全部ここに
この記事を書いた人|ひざき
米国株を中心に資産運用をしています。AIと自作した自動売買システムの実績や、毎週の本資産(実際の資産額)を包み隠さず公開中。初心者がつまずきやすいポイントを、自分の体験を交えてやさしく解説することを心がけています。
※あくまで個人の見解です。投資の判断はご自分の判断で行なってください。

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